電気温水器取替工事

電気温水器の内側 電気工事

今回は、

工務店さん
工務店さん

電気温水器を交換したので、電源の繋ぎ替えをお願いします。

と言う事後報告な依頼があったので、電源の接続とリモコンの接続の工事を行いました。

電源線とリモコン線の繋ぎこみ

現場に到着すると既に電気温水器の取替と給水の接続が終わっていました。

リモコンも既存のリモコン線を流用して取付られていました。(追い炊き無しの為、リモコンは台所のみ)

今回は予算の都合で配線が既存の流用ですが、電気温水器によって電源線やリモコン線を繋ぎこむ所の高さが違うので、配線が1m程足りず、機械の内部で結線して延長しました。

電気温水器への電線接続

電源線は単相200Vと単相100Vの二本を端子台へ接続しました。(赤□部分)

単相100Vは制御用電源です。タイムスイッチで昼間は単相200Vが来ないので、リモコンが消えてしまう為、100Vを送ってあげます。

端子がセットしてありましたが、今回はCVケーブルなどの撚線ではなくVVFケーブルの単線なので丸を作って接続です。

リモコン線は端子台ではなく圧着での接続のタイプでしたので、圧着にて接続しています。(赤〇部分)

現場によってはリモコン線が垂れ下がって圧着部に負荷が掛かるのを防止するために、 下の写真の様に 、円回ししてテープで固定することもあります。

リモコン線の接続部に引っ張り負荷が掛からないようにする

深夜電力の説明

電力会社は発電単価の安い原子力発電所で作った電気を売れば売るほど利益がでるので、電気の利用の少ない夜間に電気を使ってもらうと助かるということで、深夜の電気料金が昼に比べると安くなるよーって感じです。

九州電力  電化でナイト・セレクト

昔は、普通の電力メーターとは別に、専用でタイマースイッチと深夜電力用の電力メーターを設置していました。

今回の現場ではこのパターンでしたが、電力メーターの検定期限が切れていたのか、深夜電力用のメーターのみスマートメーターに交換済みで、タイムスイッチは撤去されていました。

現在では、電気メーターがデジタルになっているスマートメーター(上の写真左側)が普及して、どの時間帯にどれだけ電気を使ったかが電力会社が把握できる為、新築では下の図の様に一つの電力メーターだけの設置になる事が多いです。

引込口に電気温水器用の幹線を持っていく必要がないので、配線作業も楽になります。

深夜電力用の引込口

今回は、電気温水器の取替のみでしたが、新設する場合は電力会社に申請を行って電気料金プランを切り替える必要があります。

切り替えないと割高な電気料金になってしまうので注意が必要です。

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